まだ何も成し遂げてないおばさんブログ

おばさんだけど日々目標に向かって動きます!

防災訓練計画から実施まで

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6月から準備していた9月の防災月間イベントが、無事終わりました。

 

k-hinamaru.hatenablog.com

 

 

一回パターンが出来たので、来年度はもう少しスムーズに出来そう。

 

なかなかいい感じに進められたので、他に何かを進める時にもこのパターンは使えそうです。

 

今後、役に立つかもしれないので、まだ温かいうちにまとめておきます。

 

 

 

目的を言語化する

 

防災訓練は年間計画に挙げているので、この1年での達成目標、この防災訓練での目的、を考えました。

 

毎年レベルアップしていくもの、というより、普段忘れているけれど定期的に実施して最低レベルは保っておくもの、というものかなと思います。

 

組織全体での災害訓練というのは毎年行われているものの(かなり大規模なヤツ)、各部署での防災訓練は義務化されていなくて各部署に任されています。

当部署では、毎年決まって実施されているのものではなくやったりやらなかったり。

前年度までは実施されていても、その年によって内容がまちまち、という状況でした。

 

わたし自身今年度防災委員会になったものの、発災したときにまずどう動けばいいのか分からない状況でした。

 

これはやばい!と思い、今年度まずは「発災した直後にどうするか初動がわかる」、という目的で防災訓練を行うことにしました。

 

 

ざっくり行程を考える(P)

 

現状「発災時の初動がわからない」を問題として、目標を「発災時の初動がわかる」ということにしました。

 

発災時は本部が立ち上がれば指示が出るだろうと思いますが、それまでは自分たちで動かなくてはいけません。なのでそこまでが大事だろうと思います。

 

それを踏まえて目標を達成するための計画を立てました。

 

病院には立派な「防災マニュアル」というものがあるんですが、置いてあってもまず読まないですよね。

わたしも「読んでおいてください」と言われた記憶はあるんですが、まー読まないですよね。

意識が低い!とお叱りを受けそうですが、他にもたくさん仕事があるんです。。

分厚いマニュアルを非常時に備えてじっくり読む人なんていないと考えたほうがいいと思います。

 

でも何か起こった時、災害時に読めるか、というと、災害直後にはやっぱり読めないと思うんです。

 

どうやって使うのがベストか、というとおそらく、誰かが読んで大事なところを伝達する、が一番手っ取り早いと思います。

 

「防災マニュアル」って何でも書いてあるんです。

今回、読んで勉強になったのは事実。

 

もちろん、発災した直後に何をすればいいのかも書いてありました。これを伝達する機会を設けて(勉強会)、実際にシュミレーション(防災訓練)すれば、目標達成できると思いました。

 

準備は「防災訓練をいつ実施するか」を決め、そこから逆算していつまでに何をやる、をざっくり決めました。

 

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詳細計画と実施(P+D)

 

⚫︎ 勉強会(8月)

勉強会は、仲間のチームメンバーが準備・実施してくれました。

7月中に、今年度の防災訓練の目的をふまえて「防災マニュアル」を参考に作成してもらいました。

スタッフ全員が参加できるように、3回ぐらい(詳細は任せちゃったのでわからない。)実施しました。

 

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⚫︎ 平時の備え 意識向上ポスター(9月)

勉強会のことや防災訓練のシナリオを考えていたら、9月を防災祭にしたくなってきました。

防災係のチームメンバーには1‐2年目もいたので、全員参加で盛り上げよう、と役割分担しました。

1‐2年目には、「平時から備えておくべきこと」(「防災マニュアル」に箇条書きにされていること)をスタッフ全員に周知してもらうにはどうしたらいいか、を考えてもらうことにしました。

「ポスターにして毎朝読み上げる」という案を考えてくれ、1週間毎に切り替え、計3種類のポスターを作って3週間実施しました。

 

⚫︎ 防災訓練(9月)

勉強会準備と同時進行で進めていきました。(7月‐)

ここは、主に自分が担当したので詳細をまとめておきます。

・防災訓練を行うために「訓練シナリオ」を作成した。

・「訓練のテーマ(目的)」「災害の種類と規模」「被害状況」を設定した。

・「訓練の種類」は、参加者全員での実動訓練とした。

・スタッフが全員参加できるように、日程は3日間(3回実施)を設け、ポスター掲示した。

・シナリオには「発生している事象の状況」「それに伴う想定される被害状況」(以上を左側)「訓練参加者に期待する対応」(左側に対応して右側)を記載。

・防災訓練当日は、シナリオ左側を読み上げ、参加者にはそれに伴って対応してもらった。終了後、シナリオを全員に配り、右側の期待する対応が取れているか、振り返りを行った。参加した感想は紙面に記入してもらい回収した。

・防災訓練自体は、各30分程度。

 

準備は大変でした。

防災訓練シナリオなんて書いたことがなかったので、まずは「防災訓練のシナリオ」って何?からだったので。

 

早めに取り掛かったのでなんとか準備でき、3回の防災訓練を終えることができました。

 

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振り返り(C)

 

振り返りはそれぞれの防災訓練後に行いましたが、各自の感想はアンケート用紙に記入してもらい回収しました。

 

自由記載にしたのですが、概ね「勉強会で流れは聞いていたが、実際は、訓練なのに動けなかった。普段から訓練をしておかなければいけないと思った。」「勉強会、防災訓練で初動の流れが分かった」という感想でした。

 

狙い通りの感想で計画した側からするとやった甲斐ありました、とうれしかったです。

来年度以降は、防災訓練の必要性を自覚した上での実施が可能になる感想です。

 

これはまとめて後日スタッフにフィードバックしていくつもりです。

 

それから、9月を防災月間として「勉強会」「ポスター掲示+声だし」「防災訓練」と三段構え、防災係メンバー全員参加で計画・実施出来たことが、自分的にはすごく良かったと思います。

 

1‐2年目のまだ経験の浅い子にも、部署での仕事に主体的に参加してもらえたのは大変だったとは思いますが役割遂行を担えたんじゃないかと思います。

 

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来年度へ(A)

 

おそらく来年度も災害委員だと思います。(2年継続なので。)

 

アンケート用紙には「避難命令が出た場合」を やってみたい、という声もあったので来年度はシナリオを変更して、避難訓練をしようと思っています。

 

お疲れさまでした~